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  移りゆく季節のなかで、亡き義母の思いは我が家の庭にひたすら、今も季節の喜びを知らせてくれます。
咲きつづける季節の花々をご覧下さい。
義母は40年以上盆を作り、草花を愛でてきました。義母にとって盆栽は生涯で一番の楽しみでした。
 しかし、アルツハイマーという病にかかり、記憶がなくなり、好きだった 草花を愛でる事が出来なくな
りました。私は、残された盆栽の一部を庭に移植し義母の草花を引き継いで育てています。
 義母の人生を重ねた草花を受けつぐことに、私はある種の喜びを感じています。
それは、義母の思いを託された気がするからです。
すしでも多くの方々にこれらの花々を見ていただきたく、ここに掲載する事にしました。
花の世話をしながら、義母との思い出を季節の彩に重ね、生命の豊かさを庭の花々から教えられる日々を
私は過ごしています。  2005年12月11日義母は逝去しました。
「私の四季」を訪れていただいた皆様御礼申し上げます。ありがとうございました。
 引き続き私の四季をご覧ください。


 

3月の花
   (2025.3.18の我が家の花々
29年前名古屋にあったヒマラヤ美術館で洋画家三岸節子が描いたミモザアカシアの絵に感動しました。 3年後苗を購入し鉢植えにして育ててきました。春に先駆け黄色の房状の花が咲きます。 鮮やかに咲くミモザアカシアは冬枯れであった庭を一気に春へと変えてゆきます。 冬の寒さに弱い私にとって力強い花といえましょう。 義母が育てていた貝母の花が今年もたくさん咲きました。 花に触れる喜びは生命の愛おしさを日々私に伝えているように思えるのです。















            

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